Category:Blog Post:04/15/2020
先週よりオンライン・ビデオレッスンに切替えレッスンをしています。
初の試みにどこまでできるのかと思いスタートしましたが
各ご家庭のピアノの様子、日常ピアノを弾く際のイスの高さやピアノからの距離など
通常レッスンではわからないことを知ることができ驚きです。
宿題には生徒さん自身に日付けを書いてもらい
気をつけるところにはマルや書き込みをしてもらっていますが
1週間後のレッスンでは前回の課題を的確にクリアしている生徒さんが多く
自分で書くことでしっかりと意識に入ることと、自主性が育っているんだなと改めて感じました。
オンラインレッスンは可能性を開く鍵がたくさんです✨
また生徒さん、お父さんお母さんの元気なお顔を見れるのもとても嬉しいです。
今できることを大切にしていこう!
そんな気持ちでいっぱいです。
またレッスンの様子などもアップしていこうと思います♪
Category:Blog Post:11/21/2019
風が冷たくなりようやく冬を感じるようになってきました。
空気は澄んで空は青く美しい。
本日は腕の重さを指先にのせて重心移動をする弾き方について♪
まず、ピアノという楽器の構造についてすこしふれておきます。
ギターやヴァイオリンなどは弦楽器ということをご存知の方はたくさんいらっしゃると思いますが
ピアノにも弦が張られています。
楽器が大きいので指や弓で直接弦に触れて弾くことはできませんが、指の代わりにフェルトで包まれたハンマーが弦に触れる仕組みになっています。
鍵盤を押すとハンマーが上がりハンマーが弦を鳴らす。
それは触れるという感じではなくてどちらかというとたたくに近い感じでしょうか。
そう、ピアノは打弦楽器。
なので、意識をして音が繋がっていくように弾かないと いち音ずつ独立してしまいピアノが歌わなくなります。
ではここで腕の重さを指先にのせて弾いてみたいと思います。
動画の生徒さんは小学1年生。
うちに来られるようになりもうすぐ2年半です。
可愛らしい指も少しずつ力がついてきたので、まだ手がペタンとなったりぎこちなさもありますが
腕、手首を意識し指先への重心移動を取り入れ始めました。
指で弾いた場合。↓
腕 手首を使いながら腕の重さを指先にのせ、重心移動をしながらピアノを弾いてもらうと。↓
音がなめらかに繋がっていますね。
ピアノが歌い始めました♪
この弾き方はショパンなどロマン派の作曲家を弾く際にとても有効で
慣れてくると音がコロコロと繋がって自然な流れを感じながら弾けるようになってきます。
彼女自身、動画を見ると違いがよくわかり意識をして弾けるようになってきました✨
同じピアノを弾くなら 楽にそして美しく!
音も流れも身体も。
あらゆるところに意識をもってひとりひとりがピアノを弾けるようになればいいなと思います。
Category:Blog Post:10/22/2019
3月の発表会に向け、それぞれ新しい曲に取り組みはじめています。
今回はひとりひとり身体にも意識を持ってより弾きやすく、楽しさも感じながらすこし難しい曲にも挑戦できるように!
と考えています♪
昨日のレッスンでは2人の生徒さんの横からの姿を撮らせてもらいました。
私がかけた言葉は
「足をペダル台にちゃんと置いて〜!ペダル台は硬い?冷たい?感触を感じるように〜。」
それだけです。
姿勢をよくして!なんて言ってません。
➡︎➡︎➡︎
➡︎➡︎➡︎
!!!
足だけでこんなにも身体が変わるのです。
ペダル台の感触を感じてもらったのは、触り心地に意識を向けることで筋肉の余計な力を抜くことができるためです。
足の支えがしっかりしているので上半身も自然と伸びて肩の力もうまく抜けていますね。
生徒さん本人にも写真を見くらべてもらって どっちがいい?
と聞くと迷うことなく 「こっち!」
足を置いたほうを選びました。
身体が変わると何が変わるか?というと
まず弾きやすさが格段に変わります。あとは音色や、音を聴く力、呼吸の深さまでも変わります。
年齢が小さい頃は音符を読む力や指の力をつけていくことなどももちろん大切にはなり
ひとりひとり重点を置く部分は変わってきますが
小学校高学年、中学生くらいになると骨や骨格のことも少しずつお話します。
子供たちは興味深々です♪
ピアノを弾く時に前のめりになったり身体のクセが強い子も
股関節をゆるめたり、仙骨を意識することで自然と姿勢が変わります。
そうすると 今までうまく指がまわらなかったり、速いトリルが弾けなかった箇所も
楽に弾けるようになります。
音の響きも変わり、弾いている本人はびっくり。
私も都度びっくり。笑
お互い嬉しい気持ちがいっぱいで笑顔が溢れます✨
心も身体も気持ちよく、私自身もピアノを弾いていたいし
みなさんにも弾いてもらえると嬉しいなと思います。
Category:Blog Post:09/09/2019
レッスンで生徒さんたちにひと通り弾いてもらい
私がよくする質問。
「今の演奏 自分でどうやった?感想聞かせて〜!」
そうすると、はじめは自分のダメ出しをする子が圧倒的に多いのにびっくりします。
ここが間違えた…とか強弱が…とか。
その後
「わかった!じゃあ 良いところはどこ〜?」
と聞くと
う〜んと考えてなかなか言葉が出てこない。笑
さらに突っ込んで
「そしたら演奏じゃなくて〇〇ちゃんの良いとこ 好きなとこってどこ?」ってきくと
ここ!って言える子もいれば、言えない子がいるのも現状ですね。
ピアノというのは単純に指が回ってミスがないっていうのが上手いということではなくて
奏者の全て その時考えていることから本質的なものまでもが音に出るんじゃないかと感じます。
なので生徒さんたちにはいつも
「ここが好き!とかここ綺麗!とかなんでもいいから良いところ、自信をもって言えるとこも作っておいで♪」
と言います。
そうすると次のレッスンではそこを考えて練習をしてくる。
ピアノだけじゃなくてピアノを通して自分にも向きあってきます。
そうしてるうちに、良いところも言えるようになって、演奏にも自信と豊かさが出てきます。
それは ひいては、演奏だけではなく その子自身の豊かさに繋がるのではないかと思います。
ピアノを弾くということが単なる技術に終わるのではなく
自分を知るもの、豊かにするものになればいいなといつも思います。^^
Category:Blog Post:09/03/2019
朝夕の風が秋を感じるようになってきました。
秋を感じる。
“感じる”ということは日常生活の中でとても豊かさを増してくれるものであるし
それはピアノを弾く上でもまた同じです。
生徒さんたちをみているとピアノを弾くという“行動”に一生懸命な時もたくさんありますが、
「 あーここ好きだな〜」
とか
「 きれいだな〜✨」
と今、目の前の音楽を感じながら弾いている時というのは 隣で聴いていてもやはり美しいなと感じます。
伝わる。
音楽が生きてるって感じでしょうか。
例えば
“ドミソ”を和音で弾く。
ハ長調の和音だなとか考えて弾くのではなく
単純に“ドミソ”の響きを感じてみる。
おっ 力強いなとか生命力あるなとか。
そのあと“ドファラ”を弾く。
4度になったなとか考えず
“ドファラ”は“ドミソ”より明るくなったなとか、その響きを楽しむ。
そんなことがピアノを弾く上でとても大切だな〜と感じます。
そこよく感じてみて〜!のひと言で
生徒たちのピアノは先程までとは別もののようにかわります。
それを積み重ねていく中で子供達は自分で感じ取る力を身につけていく。
言われなくてもわかるようになっていく。
自分の感覚を磨くことは自分を信じることに繋がっていくんだなと実感します^^♡
時にはふっと身体の力を抜いて
目の前の音楽を感じながら〜♡ ピアノを楽しんでみてくださいね!
Category:Blog Post:09/02/2019
昨日からこれを。
Sarasate
Introduction & Tarantella
ヴァイオリンのピアノ伴奏譜です。
教えることも好きですが、ピアノを弾くこともまたとても好きです。
楽譜は眺めているだけでとても美しいけれど
音にすると五感のさまざまな感覚が開きたくさんの感動で身体中がいっぱいになります。
日常の中の特別な時間。
来月はLiuteria-BATOさんで秋のヴァイオリン発表会です♪