Category:Blog Post:08/09/2019
本日はピアノを弾く際の“足”の大切さについてにふれてみます。
えっ?
手ではなく足??
と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが
そう足です!
足というのは日常生活をする上では身体を支えている部分であり
ピアノを弾く際には唯一地面に触れているところとなりますね。
足が定まらない⇨身体が安定しない⇨身体に余計な力が入り指も動きにくい。
と悪循環になるのです。
足の置き方はアレクサンダーテクニークを使い
地面の感触を確かめるように足を肩幅に開いて置きます。
床の硬さはどうかな〜、冷たいかな〜など感触を確かめるという動作で足の力が自然に抜けるのを感じてみてください♪
そして自分の足が地面の上に乗っている=地面からも支えられている!
これを感じてみてください。
レッスンでは床の感触を確かめてもらうとともに
「地面からエネルギーをもらってね〜!」と伝えます。
そうすると子供たちはとても嬉しそうに足をおきます。
上記のように足を意識するだけで今まで弾きにくかった箇所が流れたり
音が変わったりするので、子供たちはびっくり✨ 柔らかな表情になります♪
足はもちろんのこと、身体のいろいろなところに意識を持っていけるようになると
自分が弾くピアノの音が身体に共鳴して響くことを感じたり、音色が変わったり。
音楽からたくさんのギフトをもらえるようになります。
成長段階でみなさんそれぞれ使えるところも変わってきますが
自分の音色の変化に「めっちゃすごーい✨」と感動する子。
「弾きやすい!!」と感心する子。
隣で変化をみていると私も嬉しくなります♪
まずは足から✨
ぜひ一度試してくださいませ!
Category:Blog Post:07/27/2019
今年に入って読んだものの中で特に素晴らしいなと感じた2冊。
何が素晴らしいかというと、私自身が実際に日々の練習法に取り入れみて効果が抜群に出た!ということです。
改めて、漠然とした練習をするのではなく
練習メニューを立てることの大切さ。
意識の使い方や身体全体を視野に入れてピアノを弾くことが
いかに演奏に影響を与えるかということを実感しました✨
私自身の身体を通してじっくりと深めながら、
レッスンはもちろん!トピックスでも少しずつお伝えしていこうと思います♪
Category:Blog Post:07/09/2019
ヨハネス・ブラームス 作曲
ヴァイオリンソナタ第1番 『雨の歌 Op.78』
雨の多いこの時期、とても聴きたくなる 弾きたくなる一曲。
メロディラインはヴァイオリンなのでピアノで伴奏ラインを。
美しい音の重なり、流れに
身体中が感動で満たされます。
細胞がお腹いっぱい♪幸せ状態 みたいな感じでしょうか。笑
クラッシックは敷居が高いような風潮がありますが
例えばディズニー音楽で感動したり
好きなアーティストの曲で元気になったり✨
それと同じ音楽が。心やメッセージがクラッシック音楽の中にもあります。
雨で気分も沈みがちなこの季節。
たまにはクラッシックで癒しやエネルギーをチャージしてみませんか♪
Category:Blog Post:07/04/2019
美味しいものを食べたり、大好きな場所に旅行したり。
○○している時がとっても幸せ!というのが人それぞれあると思うのですが
私の場合はピアノを弾いている時はそのような感じです。
ひとりで部屋で弾く時は作曲家と同じ時代、空間を共有できるように感じ
言葉がなくても響き合うものがあるんだなと再確認できる瞬間でもあります。
昨日は出先でヴァイオリンのピアノ伴奏を♪
ヴァイオリン奏者と一緒に演奏するということで空間の豊かさがさらに増すというか。
ひとりで弾く時とはまた違った喜びを感じます。
至福という言葉に尽きる。
幸せな時間でした✨
Category:Blog Post:07/01/2019
本日は楽譜に登場するfffとfzの違いについて♪
こうして写真をアップにして文字を見てみるとどちらもインパクトがありますね!
音楽用語辞典などで調べるとどちらも意味は “特に強く”。
ですが両者の“特に強く”は大きく意味が異なります。
違っているところは
物の形が “そのまま” か “変わってしまっている状態” かということ。
例えば
1.ずっと行きたかった所に行けた。楽しい!とてもハッピー。→fff
2.ずっと行きたかった所に行けてとっても感動する体験をし人生観が変った。→fz
1.意見が食い違い言い争いになる。どうしてわかってくれないの?→fff
2.大切な人が亡くなってしまう。→fz
物の形というのは、“心の形”のこと。
fff は心の枠の中で嬉しいや悲しいなど心の変化が起きていますが
fz は枠が壊れてしまいすっかり形が変わってしまった状態です。
心が壊れると言いますよね。
これはfzの状態。
同じ強さなんだけれど、中に含まれている心の形をすこし想像して演奏すると
また一歩深くその音楽を、その心を感じることができるのではないかと思います♪
Category:Blog Post:06/27/2019
梅雨入りしましたね☔️
雨もまた趣きがあって好きです。
例えば目の前に少し難しい曲があって、どうしても練習するのが嫌!
そのような経験がみなさんもあるのではないかと思います。
それはお家での練習に限らず、レッスンの中でも生徒さんたちにはよくあること。
「もう一回弾こうか〜!」
と私が言うと 表情は途端に曇り 中には
「弾かない!」という子も。
そのまま嫌だの一点張りでそのレッスンは本当に弾かなかったような子が
成長していく段階で自分で切り替えをしてピアノに向かう瞬間があります。
先日の小学生の生徒さんのレッスン。
上記のような状況になり、今日はどうするかな?と見ていたら
「トイレ行ってきていい?」と彼女。
トイレから戻るとさっきまでの嫌そうな表情を吹っ切ってピアノに向かい、
私が言葉をかける前に自分から弾き始めました✨
壁をひとつ自分の力で超えたな〜!そう思う瞬間です。
隣で見ていてとても嬉しくなります。
それと同時にピアノは美しい音楽を奏でることができるだけでなく、
弾き手の心を強く豊かにしてくれる、かけがえのない存在だな〜✨と改めて思う瞬間でもあります。
Category:Blog Post:06/25/2019
レッスン室の前に地植えしている紫陽花もそろそろ終わりに向かっています。
太陽は初夏のよう。
ひさしぶりの更新です!
本日は
『 イメージすることの大切さ 』について。
先日の中学生の生徒さんのレッスンより。
前回のレッスンでは細部まで音の流れをみて音楽が随分と流れるようになったのですが、その日のレッスンは音が途中で止まったり、流れていかないということが頻繁に。
テスト期間と重なり練習が思うように取れなかったというのも原因のひとつではありますが、
その日の彼女は “指を動かして目の前の楽譜を音にする=作業” に一生懸命。
弾き終わって、
「先週やったこと思い出してみて!」
と私がピアノを弾き彼女にメロディラインを歌ってもらい、そこに音楽(楽しい感情や哀しい感情、物語。
文章でいう “、”や “。” 接続語なども楽譜の中にありますよ!)があることを再度感じてもらいました。
そうして、その後ピアノを弾いた彼女。
先程の詰まりが嘘のように流れました♫
楽譜というのは書かれているものを指で動かすだけでは作業になってしまいます。
この場合、指が詰まらなく弾けるようになっても楽譜にある本来の流れを感じていないので音の流れができません。
楽譜を物語だとイメージして音の流れを感じて弾く!
そうすることで生き生きとした“音楽”になっていきます。
上に書いている音楽の流れなど専門的なことはいったん置いておいて!
ピアノを弾く前に
“この曲 どんな感じだったかな?”
とひと呼吸いれてイメージを描いて✨
ピアノを弾いてみてください。
今までとは違った生き生きとした音楽が流れでてきますよ♪
Category:Blog Post:02/19/2019
フランソワ・クープラン。
この名前をご存知でしょうか?
クープランはバロック時代を代表するフランスの作曲家。
バロックといえば、パッと思いつくのはバッハ!という方も多いと思いますが、このクープランもとても素敵な曲をたくさん残しています。
ロマン派を代表するヨハネス・ブラームスはフランス音楽をあまり好まなかったようですが、このクープランには興味を持っていたとのこと♪
ブラームスの音楽とクープランの音楽には現代の音楽に通じているものを感じるなと思っていたのでなるほど!納得でした。
私の好きな一曲は
『Les Barricades Mysterieuses』
日本語訳で『神秘な防壁』
400年も前にこんな上品でカッコよくて、おしゃれな音楽があったなんて✨
楽譜は時空を繋げる出入り口のようです。
Category:Blog Post:02/11/2019
先日生徒さんのお母さまからメールを頂きました。
『昨日のレッスンの課題からインスピレーションで作詞作曲始めました。』とのことで動画も一緒に。
彼女は小学2年生。自由な雰囲気で独自の世界観を持つ可愛らしいUちゃん。
動画を見せて頂くと、3拍子にのって可愛いピアノのメロディと伴奏。
『お花と蜜』が出てくるなんとも素敵な歌詞つき✨
カメラの中には愛猫ちゃんの姿も。ピアノを弾くUちゃんに近寄ってみたり離れたり。
思考錯誤しながら、楽しみながら!
ピアノを弾くUちゃん。
音楽のある、ピアノのある、この何気ない日常のひと時がなんて豊かで贅沢な時間なんだろうと動画を観ながら感じました。
彼女の中でこれからどんどん豊かに育っていくであろう音楽。
その音楽がまた彼女自身や周りの人を幸せな気持ちで満たしていく✨
生徒さんひとりひとり、得意なこともやりたいことも違います。
自分の中の音楽を形にしたい子、きちんと弾きたい子、自由に弾きたい子。
音色の違いに喜びを感じる子、ハーモニーの美しいさに心惹かれる子。
私はそのひとりひとりの得意を伸ばしながら、やりたいという気持ちがもっと自分の中から溢れてくるように。
根底の『ピアノが好き』という気持ちをさらに育てていきたいなと思います♪
Category:Blog Post:02/05/2019
友人がふと発した言葉に心がとまり。
「毎日の中に喜怒哀楽があるから、幸せってことやな!」
音楽の中にも、それぞれの日常の中にも喜怒哀楽があります。
演奏するいうことは確かに技術は必要になってきますが、日常の喜怒哀楽の世界、感情の世界を表現するという点ではピアノを弾くということは特別なことではないのかもしれないなと感じます。
ピアノというものが日常とは別の特別なもの、垣根の高いものではなくて、
日常の中にある喜怒哀楽と同じように身近なもの、心豊かなものになれば嬉しいなと思います♪