できるところを見つけよう

Category: Post:04/17/2023

しっくりしない顔でレッスンを受ける3年生のUちゃん

お家で練習もしてきているのに両手で合わせるのが難しくてうまくいかなかったらしい

それがしっくりしない表情のもとにある気持ち

 

だけど片手ずつはスラスラと流れるくらい練習してきてる

 

できなかったことを数えて自分を責めるより

できるようになったことを見つけてその自分を褒めてあげよう!

と伝えるとやっといつもののびのびしたUちゃんが戻ってきました

 

できないことで落ちこむよりできるところを見つけよう♪

 

ピアノが弾けるっていうだけでもすごいことだし

できないこともまた向き合っていけばすぐにできるようになっていくんだから!

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの感覚

Category: Post:04/15/2023

 

先生の『華やか』のイメージってどんな感じ?

 

 

中学2年生のCちゃんの質問に私は答えたけれど

 

彼女のイメージは

『お花がたくさん咲いていて大きな花束をもっている女の人』だそう

 

彼女はお花だけでは『華やか』に結びつかなくてそこに女の人がセットになっていることで彼女にとっての『華やか』が感覚的にわかるらしい

 

なるほど

 

同じ言葉でも人によってイメージするものはまったく違う

 

イメージできないと音として表現するのは難しくなるので

私の感覚でイメージを決めてしまわずその子の中でこれならわかる!というものを見つけられるといいなと思います

 

それぞれの感覚はすこしずつ

だけどまったく違っておもしろい

 

 

嬉しいこと

Category: Post:04/10/2023

 

数年まえのピアノの発表会のガーベラ

 

 

今年も咲きました

と当時の生徒さんのお母さんからお写真とメッセージを頂きました

 

Yちゃんがピアノをやめたのは小学生のときでしたが彼女はこの春から中学生

小学校卒業前にピアノ伴奏のオーデションを受けたことやそのほかのことについても書いてくださっていて嬉しい気持ちになりました

 

生徒たちの成長を感じられること

すくすくと豊かに音楽が育っているのを知れることは私にとってとても嬉しいことのひとつです

 

 

美しさ

Category: Post:02/02/2023

 

– 美しいと感じるものなかに愛がある –

 

ずっとそのように思っていたけど

 

すこしまえに読んだ本の中に

 

– 愛するもののなかに美がある –

 

とあった

 

そうか、そっちだったんだ

 

子供のころ好きではなかった悲しい音楽を美しいと感じられるようになったのは悲しさそのものもなんかいいよねと感じられるようになった自分がいるからなのかなとふと思う

 

あらゆる美しさを内包している音楽

 

あらためて 芸術って素敵なものだなと深く思う

 

 

心の奥からふつふつと

Category: Post:01/23/2023

喜びや嬉しさ、愛情

そういった心があたたかくなるようなものと

悲しみや怒り、どうしようもない憤り

自分の中に在ってほしくないようなもの

 

それらすべてが音楽の中に生きていて、たくさんの人に受け入れられて芸術というものとして存在しています

 

ピアノ、音楽に触れるなかでどんな自分も受け入れて大丈夫だとそれぞれが思うことができたらどんなに素敵だろう

 

そんな想いが心の奥からふつふつと湧き出している2023年1月です

 

 

循環

Category: Post:09/16/2022

 

私はピアノが好きですが

あるときこの好きという気持ちは一方通行ではないんじゃないかと気づきました

 

 

いつも目の前の音楽の美しさに心が触れて

だけどこれってその音楽からも愛をもらっている

ピアノからももらっている

 

だからこんなに幸せを感じるんじゃないかって

 

いつも自分の心があたたかく触れるとき そこに愛の循環があるのではないかと思います

 

 

アイノカタチ

Category: Post:07/24/2022

 

MISIA の アイノカタチ

 

「この曲をどんな風に弾きたいの?」

 

私の質問に高校1年生の彼女は少し考えて

 

「清らかに弾きたい」

 

といった

その言葉が素敵すぎて一瞬言葉がでてこなかった

 

子供たちの感性はこちらが思っているよりずっと研ぎ澄まされていてハッとします

 

アトリエ・ヨーコ ピアノ教室 発表会

Category: Post:09/22/2021

11回目の発表会が無事終わりました。

コロナ禍のため3部制にわけての開催となりましたが

ご家族のみのアットホームで暖かな発表会となりました。

 

いつも私は舞台袖で生徒さんたちの演奏を聴きますが

ピアノを弾く後ろ姿、会場に響くピアノの音、弾き終わったあとのホッとした笑顔。

今年もたくさんの成長をみせて頂き感動の1日でした。

 

今回の発表会はひとりひとり曲にしっかりと向き合い、技術的なことはもちろん、音からさまざまな表情を感じそれを自分の音楽として表現することに重点をおきました。

 

同じピアノを弾いていてもピアノから響きでてくる音はみんな違い

それぞれの感性が豊かに溢れる発表会になったように感じます。

 

やっぱり発表会はいいな〜✨

 

みんな、素敵な演奏をありがとう。

 

Ombra mai fu

Category: Post:09/17/2021

 

 

   ヘンデル作曲
   オンブラ マイ フ

 

   木陰への愛をつづった歌曲

 

   この木の木陰で
   心地のよい風に吹かれていると
   いつもこの曲を思い出します

 

   長い年月を通して
   たくさんの私を見守ってくれた木

 

   大好きな木です

 

   『Ombra mai fu
    di vegetabile
      cara ed amabile
    soave più

    かつて、これほどまでに
    愛しく、優しく、
    心地の良い木々の陰はなかった』

物語を創る

Category: Post:08/26/2021

レッスンの中でこれをすると演奏が変わる!

というもののひとつに取組んでいる曲の『物語を創る』というのがあります。

 

曲のタイトルから主人公は誰で主人公にどんなことがおきているのか?

その時の気持ちは?

場面が変わった時場所はどこ?どんなふうに変わった?

 

など書かれている強弱や音のニュアンスを実際に聴きながら創造力を膨らませていきます。

 

子供たちの感性はとても敏感なので音からたくさんを感じどんどんと世界が広がります。

 

これをノートに書いてもらったり、楽譜に色をつけてもらったりして自分の中に物語を創りあげてもらう。そうすると、f(フォルテ)と書かれていても、強くだけでは絶対ひかない。

すごく楽しい音になったり、ものすごく悲しい音になったり自分が創った物語通りの音が自然と出るようになります。

 

そして強くするの忘れた!みたいなこともなくなっていきます。

心の中に自分の物語があるから。

 

この『物語を創る』作業はみんなとても楽しそうです。

そしてその後実際に弾いてみて変化を自分自身で感じたときの表情は驚きと喜びがまざり

私もとても幸せな気持ちになる瞬間でもあります。